イライジャは黒人のキリスト教徒で、床屋さん。イライジャのお店は木彫りの動物たちであふれ、床には切り落とされた髪の毛にまじって木くずが散らばっています。マイケルは9さい、白人のユダヤ教徒です。ぜんぜんちがうふたりですが、だいのなかよし。ある年の冬、クリスマスとユダヤ教のお祭りハヌカが重なった日、マイケルはイライジャから木彫りの天使を贈られます-。年齢や肌の色のちがい、信仰のちがいを超えて心の交流がおこなわれる、ある冬の出来事。