新たな怪異の紡ぎ手が登場した!「数年をかけて取材をしてきたなかから、底味のある怖い話を"私"というフィルターを通して採話」したという99話。念願の古民家を購入したが、夜毎に何かが現れる気配がする。調べて見たら…「探しもの」(21話)、幽霊が出るというロータリーで感じた奇妙な視線。その日の学校で起きた不可解な出来事「授業参観」(96話)他、奇妙さとじわりと舐めるような恐怖が淡々と描かれる。日常の隙間から覗く魔の刻-怒濤の百物語を存分にお楽しみいただきたい。