あたたかいみなみのくににひとりのおうさまがすんでいました。おうさまには11にんのおとこのこと、エリザというおさないおんなのこがひとりいました。こどもたちはとてもしあわせにくらしていました。でも、おかあさんがなくなり、あたらしいおきさきがおかあさんになったとたん、ふこうがまちうけていました。おきさきはこころのつめたいひとでした。エリザをいなかのおひゃくしょうさんのいえにあずけると、おとこのこたちにいいました。「おおきなとりになってとんでおゆき。」かわいそうに11にんのおとこのこははくちょうにすがたをかえられ、しろのまどからとびたっていきました。