• Author池邉竜一
  • Publisher日経BP社
  • ISBN9784822259907
  • Publish Date2018年2月

デジタルレイバーが部下になる日 / PRAが起こす第4次産業革命

現在、デジタルレイバー、RPAまたはAIという言葉は、ややもすれば、人間から職と生活の糧を奪う敵のような存在と見なされるケースも少なくありません。
 しかし、幾度となく起きた産業革命の歴史に倣うならば、まずは新たな労働力の登場を受け入れ、これまで人間にとって最適と思われた「効率化」をすべて見直すことが肝要です。そのうえでデジタルレイバーと人が協働する業務設計、すなわちワークスデザインを新たに創造することで、疲れを知らず、身を粉にして働いてくれる部下(デジタルレイバー)によって、人は「働く」ことの真の価値と喜びを手に入れることになるでしょう。
      『デジタルレイバーが部下になる日』はじめにより抜粋
 
 働き方改革を実現するための本命ともいわれるRPA。その具体的なサービスであるデジタルレイバーがなぜ今後、普及していくのか、歴史の流れから見た必然性や、どの仕事をデジタルレイバーに任せるか、デジタルレイバーと人間がどのように協働するのか、そして人間はどのように幸せな生活を送れるようになるのかを解説する。
第1章 なぜ今、デジタルレイバーなのか
 第1節 デジタルレイバーが普及する理由と背景 
 第2節 デジタルレイバーとは何か 
 第3節 産業革命と市場原理、雇用のあり方 
 第4節 評価される人材の変遷 
第2章 RPAとは何か
 第1節 どのような機能があるのか 
 第2節 情報システム開発との違い 
 第3節 マクロとの違い 
 第4節 RDAとの違い 
 第5節 RPAには長所と短所がある 
 第6節 RDAからRPAへのスイッチ
第3章 ビジネスでRPAを使いこなす
 第1節 どのようなところで使われているのか 
 第2節 七つの誤解を解くことからスタート 
 第3節 三つのRPA開発手法 
 第4節 導入後に起こりうる事態とその解決法 
第4章 デジタルレイバーがもたらす未来の働き方
 EPISODE 1 手に入れたのは、考えて味わう心地よい疲れ
 EPISODE 2 「ゆとり世代」が、即戦力のデジタルネイティブに変わる
 EPISODE 3 人間はどんな働き方もできる
第5章 デジタルレイバーとの協働で未来にイノベーションを
 第1節 RPAを活用できる人材とは? 
 第2節 デジタルレイバー導入にあたって
 第3節 人間を取り巻くシステムとは
おわりに
 ~「働き方改革」とは、時間の束縛に対して報酬を得る仕組みから人間を解放すること~

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