近くの書店で在庫を調べる
  • 著者惣領冬実
  • 出版社講談社
  • ISBN9784063759877
  • 発行2010年10月

チェーザレ 8 / 破壊の創造者

1491年、11月。フィレンツェの大富豪ロレンツォ・デ・メディチに見込まれたアンジェロは、各国から貴族や有力市民の子弟が集まる名門・サピエンツァ大学ピサ校に入学、一人の青年と出会う。彼の名はチェーザレ。スペイン出身で、父は教皇庁のナンバー2という名門貴族。はるか昔、全ヨーロッパを支配し巨大な帝国を築いた英雄と同じ名を持つ青年は、のちに現代政治学の祖・ニッコロ・マキァヴェッリの名著『君主論』のモデルとなり政治の天才と謳われた人物だった……。
闇に葬られた若き英雄が、今甦る。超美麗ルネッサンス絵巻!
年が明けて、1492年。チェーザレは本国スペインの歴史的勝利、レコンキスタの終結を祝うため、花の都フィレンツェへと向かう。だが真の目的は、ロレンツォ・デ・メディチと、彼の弟殺害の容疑者ラファエーレ・リアーリオとの同盟を成立させること。メディチ家を襲った悲劇から14年。かつての因縁が選ぶのは新たな平和か、混迷か? ルネッサンス史上最大のミステリー、パッツィ家の陰謀事件の真実を描き出す。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 朝の歓び 上
  • 朝の歓び 下
  • 花の降る午後
  • 森のなかの海 下
  • 森のなかの海 上
  • 半島へ、ふたたび
  • 灯台からの響き
  • 焚火の終わり 下
  • 焚火の終わり 上
  • 昭和とわたし澤地久枝のこころ旅