• Author弘兼憲史
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091842640
  • Publish Date1997年10月

黄昏流星群 4

人生の黄昏時、熟年期、老年期の・恋・を弘兼憲史が描く話題作!
▼第1話/流星美人劇場1~4▼第2話/星のレストラン1~5 ●登場人物/▼第1話…麗子(シャンソンBAR「ラ・メール」ママ、63歳。チーママのみゆきとは20年来の二人暮らし)、鈴木秀人(東京大学教授を名乗る前科4犯の結婚詐欺師。本名は滝口)▼第2話…ヒロミ(青山にあるフランス料理店「グー・エ・テール」の料理人)、美奈(ヒロミの恋人。大学の図書館の司書。フランス語が堪能)、立松一平(年金暮らしの老人。フランス料理の伝説の天才料理人)、ソフィー(フランスに残してきた立松の昔の恋人。現在は大手食器会社社長夫人) ●あらすじ/麗子の店「ラ・メール」に初老の男がやって来る。忘れ物から、その男は『東大の鈴木教授』だとわかる。互いに一目惚れした鈴木と麗子は逢瀬を重ねていくのだった。ある日麗子は、鈴木から、みゆきと二人で預金を預けている金融会社についてのよくない評判を聞いて、通帳と印鑑を預けてしまう。その後、店の常連の刑事の口から、鈴木が『結婚詐欺師常習犯の滝口』であると聞き、麗子は泣き出してしまう。(第1話)▼コンビニでよく見かける老人に、美奈はふとしたきっかけからヒロミの料理をご馳走する。料理についての的確な批評を下した彼は、実はフランス料理界ではすでに伝説となっている天才料理人『タテマツ イッペイ』だった。ある仕事でフランスを訪れた美奈は、料理に対する情熱を失っている立松のために、立松の昔の恋人であるソフィーを探し出し、ヒロミのレストランに招待する。しかし立松は、ソフィーが料理を作ったのが自分だと気づかなければ会わないと言い出す。渾身を込めて作られた立松の料理にソフィーは…(第2話)

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