自己中心に生きがちな現代人へ「夫婦・親子」の真のあり方。
夫婦や親子の愛のあり方、あるいは真実に生きることの大切さを、著者に届いた手紙に対する返信の形をとりながら読者に語りかける三浦綾子のエッセイ集。誰もが自己中心に生きていきがちな病める現代への警告をこめて、それでも悩める人々と共に心の在り方を考える、優しい愛の手紙。伴侶に、家族に、隣人に、自分自身に葛藤する人たちへ、生の視点を変えてみる手がかりや、いくつもの挿話を挟みながら、誠実な言葉で向きあっていく。