第二次大戦中、オランダが植民地支配していたインドネシアを、日本軍が占領し、オランダ人たちは日本軍が作った抑留所に入れられることになった。オランダ人女性が、抑留所で過ごした子ども時代の2年あまりを、当時、母が手作りしてくれた「すごろく」に寄せて回想する。日本ではあまり知られていない、アジアでの日本軍抑留所の実態や、「戦争はくり返してはならない」という著者の強い願いが伝わる、異色のノンフィクション写真絵本。