疾走する馬に乗ったまま的に向かって矢を射る“流鏑馬”がさかんな青森県十和田市。そこに住む弓道部の舞衣子は、東京から来た同級生で、元・弓道の国体選手の美鶴に入部を勧めるも断られてしまう。実は美鶴は、四年前に桜流鏑馬で優勝した舞衣子の雄姿に憧れ、流鏑馬をやるために十和田に来ていたのだった。「一緒に流鏑馬をやろう」と言う美鶴だが、舞衣子にはあるトラウマがあって――。
流鏑馬に挑む女子高生2人の、胸が熱くなる、爽やかな感動を覚える青春ストーリー!
■著者
相戸結衣(あいと・ゆい)
『日本ラブストーリー大賞』大賞を受賞し、2013年に『さくら動物病院(宝島社』(宝島社)でデビュー。2015年、『第1回お仕事小説コン』にて『路地裏わがまま眼鏡店』(マイナビ出版)が優秀賞を受賞し、書籍化された。ほかにも人気作を多数手がける。