「あるがままの自分を受けいれたら、自分がもっと好きになりました」――。2016年リオパラリンピック、2017年ロンドン世界大会陸上女子で銅メダルを獲得した重本沙絵(当時は辻姓)選手は、幼いころから、両腕のある人たちの中でハンドボールを続け、活躍してきました。健常者に負けまいと努力してきた重本選手が、パラ陸上に出会ってたどり着いた、「本当の意味で障がいを受けいれる」ことの意味とは。活動の記録と、東京パラリンピックを見据え、思い描く未来を語る、感動のノンフィクション。