• 著者川澄浩平
  • 出版社東京創元社
  • ISBN9784488025595
  • 発行2018年10月

探偵は教室にいない

謎と出合うたび、少年少女はすこしだけ大人になる。
日常で出合うささやかな謎を通して、少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。
第二十八回鮎川哲也賞受賞作。
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。小学校にはいる前から頭の回転がはやく妙に大人びていた彼は、去年中学生になってからというもの、どういう理由か学校に行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、数年ぶりに再会を果たす。北海道を舞台に、日常で出合うささやかな謎を通して、少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。第二十八回鮎川哲也賞受賞作。

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