昔から「病は気から」といわれています。このことは経験的に誰もが本当らしいと思っていても、なぜそうなるのか、これまで科学的に解明されたことはありませんでした。ところが数年前から、心や体のひずみであるストレスが人体を守る免疫細胞の働きを弱めて、ガンなどの生命にかかわるような病気を引き起こすことがわかってきました。では、ストレスはどのように免疫のシステムを狂わせるのか、また危険なストレスをどう防いだらいいのでしょう?自らもストレス病にかかったことがある著者が、その体験もふまえてやさしく解説します。