ピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる言葉。
世界がいとおしくなる著者初、待望のエッセイ集。
『こといづ』とは「コトが出づる」という意味の造語です。
丹波篠山の小さな村で暮らす日々の驚きと発見、84歳のハマちゃん、98歳のシヅさん、
昔気質の大工職人スエさんをはじめとする愛すべき村人たちとの交流、映画音楽が
できるまでの苦悩と喜び、ソロモン諸島、エチオピアでの旅の話、自然と人間の
限りあるいのちについて……。ピアノを弾くように、歌をうたうように綴られる著者の
言葉を、2012年から現在まで続く雑誌ソトコトの連載から収録。この世界のすべてが
いとおしくなる、高木正勝さん初の書籍です。