• 著者重松清
  • 出版社新潮社
  • LBRZ 0017904
  • 発行1999年9月

見張り塔からずっと (2)

発展の望みを絶たれ、憂鬱なムードの漂うニュータウンに暮らす一家がいる。1歳の息子を突然失い、空虚を抱える夫婦がいる。18歳で結婚したが、夫にも義母にもまともに扱ってもらえない若妻がいる…。3組の家族、ひとりひとりの理想が、現実に浸食される。だが、どんなにそれが重くとも、目をそらさずに生きる、僕たちの物語-。「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」。

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