地方議会は主権者である住民を代表し、「住民自治の根幹」として自治を担う主役である。しかし、首長の追認機関から脱け出せずに、本来の議会機能を発揮できない地方議会も少なくない。著者は長野県飯綱町議会議長として、町民と議会の懇談会、中学生議会、「議会白書」の発行など、斬新な改革を展開して、住民に信頼され存在感のある地方議会を作り上げてきた。その経験を通して、住民福祉の向上をはじめ、特徴ある地域経営を発展させる地方議会のあり方を提出する。