大規模な都市開発の陰で見過ごされてきた、身の回りの何気ない小さな空間の集まりが“やすらぎ”、“くつろぎ”“親しみ”に満ちた快適な空間として、人々の憩いの場として親しまれてゆく。それは、人が集う空間であったり、車を手なづけたり、建物どうしを仲良くさせる方法であり、また空間に個性をそそぎ込むアートである。 こうした些細な試みを集めた本書は、北米で最も住みやすい街として知られるシアトル市の日常風景から、快適な街へとリフォームされたエッセンスを、写真と共に分かりやすく紹介したユニークな街づくりの入門書です。