• 著者鈴木るりか
  • 出版社小学館
  • ISBN9784093865562
  • 発行2019年10月

太陽はひとりぼっち

文学界注目の高校生作家、待望の新刊!
デビュー作として異例の10万部を超える大ヒット『さよなら、田中さん』の田中母娘が帰ってきました。単なる「続編」とはせず、ひとつの新しい文芸作品として意欲的に取り組んだ一作。前作で強い印象を残した登場人物達がさらに謎とドラマ、嵐を呼ぶ!!
『太陽はひとりぼっち』花実は中学生となった。ある日、家の前に見知らぬビジネスマンがやって来る。彼は一体何者?さらに別の日にはやせた老婆が家の前に座り込んでいて……。次々登場する謎めいた人物が引き起こす大騒動。一つ一つの事件に込められた人々の思い、苦しみ、葛藤。生きることへの希望を説く「るりか節」が力強く心に響きます。
『神様ヘルプ』デビュー作『さよなら、田中さん』最終章で鮮烈な印象を残した三上信也。中学受験に全落ちし、毒親である母親から山梨県にある全寮制のカトリックスクールに送られた、彼の現在は?
『オー マイ ブラザー』花実に大きな影響を与え、数々の名言を誕生させた木戸先生の物語。オカルトに傾倒し、不思議な話ばかりしている木戸先生の人生における唯一の固執、謎が見事に解明されるラスト。全編を通してテーマとなっている太陽の光が物語に陰影を与える。
以上 全3編。


【編集担当からのおすすめ情報】
お待たせしました!大人気の、あの花ちゃん母娘と仲間達が帰ってきました!
読者待望の『さよなら、田中さん』続編ではありますが、単なる続編ではなく、新たな文芸作品として取り組んだ一冊です。愛すべき登場人物達のその後、そして現在。ここには、人間の「生きる」すべてがつまっています。笑って笑って、ホロッと泣ける。血の通った「るりかワールド」をご堪能ください。

>> 続きを表示
    •  
    • この本が読めるところ
    • 借りた人・借りている人