〈茶道史の一級資料である「茶会記」をひもとく〉〈会記に残された茶人たちの肉声を聴く〉茶道史の一級資料である「茶会記」。松屋会記、天王寺屋会記をはじめとするそれらの記録は、歴史上の茶人たちが自ら書き留めた貴重な肉声といえます。そうした茶会記を丹念に読み解き、時代とともに変化した茶会の実像や、それぞれに趣向を凝らした茶人たちの創意工夫を照らします。淡交テキスト2017年「茶会記に親しむ」をもとに編集・加筆を行い、初期から近代まで23の茶会記原文を読解、茶会の成立と変遷をたどった一書。