• Authorトヨミ・アイガス

リズムがみえる

アメリカの黒人音楽の歴史を、 リズミカルな詩とダイナミックな絵で1冊にまとめた秀作絵本!

『リズムがみえる』は、ダイナミックな絵とリズミカルで詩的な文章で、アフリカ系アメリカ人の音楽の歴史を紐解くユニークな絵本。 黒人音楽のルーツである16世紀のアフリカ音楽から始まり、奴隷歌、ブルーズ、ラグタイム、初期のジャズ、スウィング、ジャズ・ウーマン、ビ・バップ、クール、ゴスペル、R&B/ ソウル、ファンク、そして、現代のラップ/ヒップホップという流れを、キング牧師の演説などの歴史的な出来事や、モータウン・レコードの設立などの音楽シーンの動向と共に理解することができます。 そして、文章中にはところどころに『say it loud i'm black and i'm proud』などの有名な曲名が織り込まれており、これには音楽ファンも納得。

アメリカ南部の大農園での労働歌のリズム。ニューオーリンズのバルコニーから見るジャズのリズム。 ハーレムのクラブ・サボイではスイングのリズムに乗って踊ろうと誘い、日曜の朝の教会の信者席でゴスペルのリズムを聞く喜びを分かち合おうと招待される。 そして、現代のヒップホップへと続く本書は、読者を時を超えた音楽の旅に連れて行ってくれます。

コレッタ・スコット・キング賞、多文化児童書賞、ジェーン・アダムス絵本賞受賞作。

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