仏教には生老病死の四苦といわれるものがありますが、そのなかでも死は人生最大の苦しみといわれます。
病気のなかでも「がん」は死を意識せざるを得ないため、その不安で苦しんでおられる方は大勢おられることでしょう。
死の不安、再発の不安、就業の不自由さなどの心理的苦悩を抱え、うつ病になる人もいます。
それらの苦痛をどうやって解決したらいいのか──。
本書では、死の苦しみを抱える方がそれを乗り越えていくためのマインドフルネス実践法を伝えます。
宗教的なアプローチを交えることなく、深い自己洞察の仕方について詳細に解説し、病床にある方やケアするご家族にも取り組んでいただける実践的な内容です。