サービスやプロダクトを急成長させる戦略「ネットワーク・エフェクト」は、時にサービスを破滅にも向かわせる――。しかし、その全貌は知られていない。
シリコンバレーのトップベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)のゼネラルパートナーであり、クラブハウスなど注目のスタートアップの取締役も務めるアンドリュー・チェンが、成長に欠かせない戦略「ネットワーク・エフェクト」を解き明かします。
尾原和啓 氏 推薦!
「事業の立ち上げから軌道に乗せるまでの実践的な解説書。本書を読めば、世界ではGAFAが、日本ではLINEがなぜ勝ち続けているのかが理解できる。仕組み化が苦手で損をしている日本のビジネスパーソンにぜひお薦めしたい」
◆豊富な実例をもとにわかりやすく解説
大成功したサービスには、ほぼ必ず「ネットワーク」がある。その実例を紹介。
インスタグラム:フィルターなどツールで誘って立ち上げ、ネットワークで定着させる
リンクトイン:招待制で友人ネットワークから拡大
ウーバー:集めにくいドライバーのネットワークづくりに注力
ティンダー、フェイスブック:大学ごとのアトミックネットワークをつくって拡大
グーグルプラス:ネットワークよりビッグバン型立ち上げを重視して失敗
◆ネットワーク・エフェクトのフレームワークとは?
アンドリュー・チェンが体系化したフレームワークを解説します。
ネットワーク・エフェクト(コールドスタート理論)のフレームワーク
1 コールドスタート問題:初期段階で破壊的な作用をもたらすステージ
2 転換点:拡大ペースが速まり、拡大しやすくなるステージ
3 脱出速度:製品の成長が軌道に乗るステージ
4 天井:成長が停滞するステージ
5 参入障壁:ネットワークを駆使して競合他社から自社を守れるようになるステージ