は社会主義の根底を揺るがしている。国家語とそれがはらむ差別のイデオロギーを問い、柳田国男、カウツキー、スターリンらの思考を分析しつつ、民族と国家という難問に言語の面から挑んだ名著に、ペレストロイカ進行下に、ソ連の民族理論を再検討する意欲的論稿「ソビエト・エトノス科学の挑戦と挫折」を加えた新編集決定版。