国立西洋美術館の「常設展」には、西洋絵画のすべてが詰まっている!
落ち着いた低い声で私をエスコートしてくれるアートコンシェルジュの彼と共に、上野の国立西洋美術館を訪れた私。じつは一年中展示されている、ここの「常設展」を観てまわれば、西洋絵画の歴史的な流れや、個々の作品の意義、そして美術の本質がひと通り理解できるようになるという。それはすごい! 期間限定の企画展に行っては、目玉となる名作を観るだけで満足し、「わかったつもり」になっていた私には、願ったりかなったりだ。いったいここで、どんなアート体験ができるのだろうか?
「さあ館内に入りましょう。めくるめく世界が広がっていますよ」