羽田空港の偉業の一つとしてある「9年連続世界一清潔な空港」。
この大偉業の立役者ともいえるのが著者の新津春子氏である。
1995年に日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。97年に(当時)最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位に輝く。以降、指導者としても活躍し、現在は羽田空港ターミナル清掃の実技指導に加え、同社ただ一人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献している。
著者の活躍テレビ番組で取り上げられると、大きな反響を呼び、以降その活躍が知られるようになった。
そんな激動の半生をえがくのが本企画である。
2020年、羽田空港はコロナウイルスにより「開店休業」の状態に。
こうした苦境下で「清掃のカリスマ」は何を考え、どう行動したのか。