• Author竹下節子
  • Publisher講談社
  • ISBN9784062581370
  • Publish Date1998年8月

聖母マリア / 〈異端〉から〈女王〉へ

父と子と精霊-キリスト教は父性の宗教だった。教義が排除した「女性性」を、しかし、民衆は聖母の中に見いだす。「異端」の存在は、やがて「神」の座へと昇る。キリスト教の「女神」、聖母マリア。処女にして母、婢にして女王、人類が永遠に憧憬する、「女性的なるもの」の化身。その多彩な容貌に、さまざまな角度から光を当てる。

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