絵の中の子どもたちが、ちひろの願いを語りかけてくる。「世界じゅうの子どもみんなに、平和としあわせを」戦時下に青春をすごし、戦後は、画家として母として、愛と平和のメッセージを送り続けたいわさきちひろ。五十五歳でガンに倒れるまでの人生と創作活動の軌跡を、作品と残された言葉でたどる。