ホーソーンは『緋文字』によって一躍人気作家となるが、それに先きだつ20年間に約100篇の短篇小説を書いていた。そのうちからよく知られた『ヤング・グッドマン・ブラウン』など物語性に優れた12篇を厳選し、さらに処女作群中の重要作品『アリス・ドーンの訴え』を加えた。「永遠に生きる」作家ホーソーンの清新なアンソロジー。