• 著者中野正志/著
  • 出版社朝日新聞社
  • ISBN9784022598608
  • 発行2004年0月

女性天皇論 : 象徴天皇制とニッポンの未来

「女性天皇を論じることは、パンドラの箱を開けることになる。天皇とは何か、天皇制とは何かという根源的な問題にぶつかる」。だから踏み入らずにいた。女性天皇容認論は明治初期から唱えられていた。ところが、第二次大戦後、男女同権の風潮が強まる中でも、皇室典範に皇位継承を男系男子に限定する規定は温存された。はたして、何が女性天皇実現を阻んでいるのか?本書では、数多の文献を渉猟し、男系男子継承の根拠となる「万世一系説」や「女帝『中継ぎ』説」を徹底的に洗い直し、象徴天皇制そのものが抱える矛盾点をつぶさに検証、摘出する。「お世継ぎ」問題をきっかけに噴出した感情的賛否両論を排し、迫り来る「皇室の危機」に対する現実的解決策を提言。

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