われわれの日常生活を支えるインフラは複雑化し、その結果生じる「予想外の極端な事象」、Xイベントに対して人類はこれまで以上に脆弱になっている。本書は、「確率論や統計学が使えない状況で、どのようにしてリスクを把握するか」という問いに対する答えである。Xイベントはいつ、なぜ起こり、どのような影響を及ぼすのか。Xイベントを予測し、回避することはできるのか。11の事例を通して解き明かす。