多くの詩歌に謳われ、19世紀にはドイツ・ロマン派文学の中心地となり、またベルリンと並び抗して世界の学問をリードしたドイツの大学都市ハイデルベルク。本書は、この美しい歴史の町ハイデルベルクを舞台に活躍した学者や詩人等に光を当て、彼等の知的交流の軌跡をたどりながら、ハイデルベルク大学を中心としたドイツの学術の栄光と、ドイツ精神史の相貌をみごとに浮彫りにした画期的な名著。