日本近代100年の歴史は、言論の一大パノラマでもあった。自由民権、日清日露、大正デモクラシー、太平洋戦争。権力との妥協を重ねた中央マスコミと袂を分かち、全国に割拠した言論の群雄たちは、いかに自らを鍛え、どのように戦い、何を叫んできたのか?体制の巨大な力に踏まれながらなお、鮮烈な光を放ち続けた地方の星たちの「もうひとつのジャーナリズム」を展開する。