作家久世光彦とポメラニアンたちの、のどかでにぎやかな日常。ある日作家は、犬を主人公にした写真小説の構想を抱く。それは「飼い主が突然亡くなった犬たちの冒険譚」だった……。急逝した作家と、愛犬たちの日々。そして未完に終わった「犬たちの写真小説」。