医学界を飛び出し、とかく情報が閉ざされがちな医療現場の問題点を、元内科医長である永井明が軽妙な文体でサラリと暴く。医学だけにとどまらず、社会のあらゆる面に目を向けていく。医学界が、マスコミが、そして社会全体がちょっとおかしくなっている昨今、彼の視点は痛烈だ。