第二次大戦末期、特攻隊の一員として日本軍に加わり、死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。その数およそ二十名。韓国という国が存在しなかった当時、半島出身者が「日本人」として生き、死んでいくのは当然のことだった。しかし、祖国独立後の反日的な世論の中で、彼らは「国賊」的存在としてタブー視されてきた。いったい彼らは、何のために死んでいったのだろうか。歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こす。