しがないダンス用品会社のセールスレディのわたしの一日は、朝から夜まで白目をむくような珍事件の連続。痴情のもつれた上司に振りまわされ、手の焼ける客の人間関係に巻き込まれる……現代を生き抜く女性の汗と涙を、実感を込めて戯画化した、ありそうであり得ない長い一日の物語。芥川賞作家・青山七恵の爆走ユーモアが炸裂!