かつて世界の陸地の約四分の一を領土として支配した英国が、中世から現代まで千年のあいだに収集し、英国立公文書館に保管した文書と一次資料が私たちに語りかけるものとは。「ホームズは実在した?」「切り裂きジャックが書いた手紙」「ロンドンでの夏目漱石の足跡」「原爆投下後の様子」「タイタニック号のSOS電報」……。精選された28のエピソードを通して、文書の歴史的価値、当時の社会背景、現代における意味づけを実感できる“世界史への通路”にあなたを誘う――。