トッド・スキナーは世界に名高いロッククライマーだが、会社を経営しているわけでも、MBAをもっているわけでもない。では、なぜ全米の企業がこぞって彼に教えを請うのか。それは、登山こそが人生やビジネスにおけるチャレンジの、完璧な比喩になることに気づいたからだ。誰にでも到達したいゴール(頂上)があり、そこで成功をおさめるには、正しい選択を重ねることが肝心である。そして、その秘訣は本物の山だけが教えてくれる。すばらしい閃きあり、ビジネス上の助言あり、手に汗握る冒険あり。本書で描かれるのは、生涯最大の難関となる山に挑むトッド・スキナーとそのチームの魅力あふれる物語だ。