• 著者喜多村和之
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784121009654
  • 発行1990年3月

大学淘汰の時代 / 消費社会の高等教育

大学は、12世紀以来、基本的なシステムを殆ど変化させないまま現在まで継承している稀有な存在である。ことに日本では、実質的な廃校や閉鎖を経験した大学がないため、大学を不老不死の安定した制度として認識してきた。しかし欧米では集中的な誕生と淘汰とが行なわれてきたのが大学の歴史である。本書は、青年人口の減少が予想される今後、学生が大学を評価・選択してゆくなかで大学が生き残る条件とは何かを探るものである。

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