マルクスとその思想・理論をそれが生まれた19世紀の時代状況に照らしながら学問的な方法に即して研究した事典。20世紀を通じてマルクス思想がたどった展開課程に関説することなく19世紀のマルクスを復元する。対象項目はマルクスとその思想・理論のみでなく19世紀の政治、社会、思潮、文化および理論、思想、概念などを同時代状況のなかで事項を採用する。配列は50音順により、原語と解説を掲載。付録としてマルクスの生涯に関する略年表、全集・遺稿集の編集、全集の刊行状況、関連する資料を保存する機関一覧、家系図等を収録。巻末に和文索引、欧文索引、人名索引を付す。