• 著者白石良夫
  • 出版社新潮社
  • LBRZ 0076118
  • 発行2007年10月

幕末インテリジェンス / 江戸留守居役日記を読む (2)

当代一流の漢学者、依田学海は、譜代佐倉藩の留守居役に抜擢された。江戸留守居役とは、幕府や他藩の動向を調査する情報機関なのだが、実態は、飲食で濫費するだけの堕落した集団だった。剛直の人、学海には屈辱と忍従の日々。やがて、薩長の動きが表面化し、あろうことか、幕府は突然、大政奉還してしまった!藩の運命を担って、学海は一路、京都を目指す。

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