1929年10月24日、暗黒の木曜日。ニューヨーク株式市場は突如大暴落をはじめる。株価は七分の一、銀行倒産6000、失業者1000万。人びとは放浪し、空腹のあまり卒倒する。全世界をのみこんだ70年前の大恐慌を丹念に追い、いま、日本のとるべき経済政策を考察する。