「M&A冬の時代」に苦戦しながら、新たな時代への種まきをする桂木、金融工学を駆使して日系証券の牙城を切り崩した後、米国債不正入札による危機に立ち向かう竜神、損失先送り商品という「阿片」に代わるエマージング・マーケット開拓に取り組む藤崎-。やがて21世紀の接近とともに世界的金融再編のうねりが3人を呑み込む。バブル崩壊後の日本再生と劇的に絡み合いながら、それぞれが選んだ道とは…?