1992年に吉野川可動堰建設計画が明らかになってからの徳島では、堰の是非をめぐる住民投票を経て以降も毎年のように既成政治と住民運動が対峙する選挙が行われた。本書ではこうした徳島の政治変動から、再帰的近代に向かうマクロな変動と民主主義のあり方を問う。