「社会・文化的アプローチ」の理論的指導者であるワーチによる書。人間の行為(あるいは行為者)と社会・文化的産物である媒介手段(道具)とのダイナミズムに踏み込んだ理論を展開。人間の行為はいかにして媒介手段と分かちがたく結びついているか,しかもそれらは力動的な緊張関係として捉えることが必要かを主張する。