• 著者西加奈子
  • 出版社筑摩書房
  • ISBN9784480426697
  • 発行2009年12月

通天閣

『さくら』で彗星のように華やかなデビューを飾った西加奈子の第4作にあたる長編小説。冬の大阪ミナミの町を舞台にして、若々しく勢いのある文体で、人情の機微がていねいに描かれていく。天性の物語作者ならではの語り口に、最初から最後までグイグイと引き込まれるように読み進み、クライマックスでは深い感動が訪れる。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。この作品で第24回織田作之助賞を受賞している。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 暗闇のセレナーデ
  • 青のフェルマータ
  • うさぎとトランペット
  • 一曲処方します。 長閑春彦の謎解きカルテ
  • 道
  • くだもの
  • キッチン
  • 片付けたくなる部屋づくり / 古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65
  • シティーズとうきょう
  • ポレポレやまのぼり

この本を寄贈した人