• 著者貴志祐介
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041979068
  • 発行2002年10月

青の炎

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • もっと知りたい興福寺の仏たち
  • 女帝 小池百合子
  • 持たない暮らし
  • 『源氏物語』男の世界
  • 私の大阪八景 改版
  • 置かれた場所で咲きなさい
  • 切り裂きジャックの告白 / 刑事犬養隼人
  • 屍人荘の殺人
  • 臨床真理
  • あなたが殺したのは誰