• 著者後藤寿一
  • 出版社昭文社
  • ISBN9784398147585
  • 発行2021年8月

地図でスッと頭に入る昭和と近現代史

累計20万部を突破した『地図でスッと頭に入る~』シリーズ。これまで「日本史編」では太平洋戦争開戦まで、「幕末・維新編」では西南戦争まで、「近現代史編」では世界史との比較を並列年表を使い概要のみを紹介してきたが、昭和史を中心に日清・日露戦争、第一次・第二次世界大戦を経て、戦後の高度経済成長へと歩む激動の日本の20世紀を、わかりやすい解説と豊富な図解で読み解く。2022年度より高等学校で必修化される『歴史総合』は、日本と世界の近現代史を学ぶが、まさに最強のサブテキスト的存在。
【内容―目次より】
[紀尾井坂の変]大久保利通が暗殺され、新国家建設の草創期が終わる
[大日本帝国憲法]近代国家の必須条件となる憲法が制定され、国民の政治参加の道が開かれる
[日清戦争]強まる外圧に対し、日本はついに対外戦争を決意!当時の大国・清と対決へ
[三国干渉]日本の領土拡張に待ったをかけたロシアの思惑
[義和団事件]日本が評価を高める陰でロシアの満洲侵略が進む
[大正デモクラシー]普通選挙を求めて民主主義運動が起きる
[第一次世界大戦]欧米の混乱を利用してアジアの権益を拡大する日本
[シベリア出兵]大兵団をシベリアに駐留させ続け、撤兵の機会を逸したまま非難を浴びた日本軍
[大戦景気と米騒動]大戦景気の煽りを受けて米価が高騰し、主婦たちの怒りが爆発する
[ヴェルサイユ条約]国際的地位を高めた日本だが、米英の警戒が強まっていく
[世界恐慌と昭和恐慌]最悪のタイミングで金輸出解禁を行ない、世界恐慌が日本に到来する
[ロンドン条約]海軍の大反対が吹き荒れて軍縮の時代が終焉を迎える
[満洲事変]政府の意向を無視する関東軍が、満洲の権益を維持するため傀儡国家を建国する
[五・一五事件]国家改造を望む青年将校のクーデター未遂事件により、政党政治が終焉を迎える
[二・二六事件]皇道派の青年将校が、昭和維新を呼号して天皇の側近を暗殺!
[GHQの民主化政策]軍国主義を支えていた財閥の解体と、農地改革
[日本国憲法]戦後日本の〝象徴?となった「マッカーサー憲法」
[サンフランシスコ平和条約]自由主義陣営との「単独講和」によって回復した日本の独立
[60年安保闘争]革新勢力の反対が学生と一般市民に波及し、大きな反対運動に発展
[高度経済成長]長期の好景気により目覚ましい戦後復興と高度成長を成し遂げる
[冷戦の終結と日本]米ソ対立構造の終焉と共に55年体制が崩壊
など
【監修者】
後藤寿一(ごとう・じゅいち)
1943年生まれ。早稲田大学卒業後、サンケイ新聞を経て、フリージャーナリスト、エッセイスト。著書に『日本史泣かせるいい話 本当にあった胸を打つ人間ドラマ』(KAWADE夢文庫)、監修に『日本史世界史並列年表』(PHP研究所)、『オールカラーでわかりやすい! 太平洋戦争』(西東社)、『ほんとはこんなに残念な日本史の偉人たち』(じ

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