• 著者フーゴー・フォン・ホーフマンスタール 桧山哲彦
  • 出版社岩波書店
  • ISBN9784003245712
  • 発行1991年1月

チャンドス卿の手紙 / 他十篇

何ごとかを語ろうにも「言葉が腐れ茸のように口のなかで崩れてしまう」思いに、チャンドス卿は詩文の筆を放棄する。-言葉と物とが乖離した現代的状況をいち早くとらえた「チャンドス卿の手紙」こそは、新しい表現を求めて苦悩する20世紀文学の原点である。ホスマンスタールの文学の核心をなす散文作品11篇を精選。

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