「これはチャップリンの伝記ではない。いうならば、チャップリンの雑記帳である。しかし、この雑記帳は私の手の指の一本一本をむしりとってゆくように痛く、つらく、はがゆいものであった。つまり、好きすぎると書きようがない。本気で尊敬すると書けない…」チャップリンがやっぱり私の命だからである。彼が与えてくれたものは今の私のこの人生なのである。思いほとばしるままに書き綴られた人間・チャップリンの魅力のすべて。