• 著者吉村昭
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062053310
  • 発行1991年4月

白い航跡 上

日清戦争時、陸軍では戦死・戦傷死者合計の3倍以上の兵が脚気で死亡した。日露戦争では陸軍軍人中戦死者47,000人、脚気患者22,600人、脚気死亡27,800人。しかし海軍では両度とも脚気患者は殆ど皆無であった。日本海軍から脚気を僕滅した初代海軍軍医総監高木兼寛の、不屈の信念と人類愛に貫かれた明治初年の青春を描く。

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